site around vol.8 『良いも悪いも自分で選べば納得』
(by 伊藤恭子)
先日、今まで行ったことのないジャンルのお芝居を観ました。チケットがすぐに完売するというたいへん人気のある劇団と役者さんのお芝居。いつも話題になるので気になりつつも、まぁそんなに好きなわけでもないし、とイープラスのプレオーダーの案内も見過ごしていました。その後、『特別にイープラスだけで追加席発売!』というメール告知につられて申し込み、運良く手にしたチケットです。
当日、席につくと、すぐ近くにモニタが設置してあることに気づきました。自分の座る席からは舞台の一部が見えないことをなんとなく認識します。2等の追加席だし、思い入れ強く手に入れたチケットではないので、まぁたいして気にはしませんでしたが、結果、劇中の何分かはモニタのおぼろげな映像しか観ることができなかったのでした。
今まであまり触れたことのない新しい魅力にすっかり心酔して帰途についたものの、心の中には少し疑問符が残ります。2等の追加席ではあるけれど、国内の劇団で8000円近い金額を出していたのに、あの見え方はなぁー。事前にわかっていれば、気にはならなかったのかもしれないのに。
以前、私のプライベートなブログでも紹介したことのある、英国のROH(ロイヤルオペラハウス)のサイトをふと思い出しました。このサイトでは、チケットを予約する際に希望の席のカテゴリを選ぶと、カテゴリ内の席からの舞台の見え方を席ごとにクリックして確認することができます。見えにくいことも明記されています。なので、いざ席に着いたら思ったよりよく見えなくてがっかり、ということはほぼありません。
さらには、それぞれの座席に設置された椅子の説明や写真まであります。座席の等数によって異なる椅子の大きさや背の高さ、スプリングのよさを想像しながら、自分の求める見え方、座り心地を値段とのバランスを考えて納得いくように選べます。待ちに待っていたダンサーの舞台なら一番よい席をとって堪能すればよいし、長時間座るのが苦手なら、少し高めの良い席で座り心地の椅子に座って安心して楽しめばよいし、何度も通いたい人、音楽や雰囲気だけ楽しめればよいのであれば、それ相応の席を選べばよいのです。
ここまで行き届いた予約システムを持っていると、予約の過程だけでも十分楽しめてしまいます。あとは、当日、劇場のボックスオフィスでスムーズにチケットを受け取り、自分が選んだ座席で心から楽しむのみ。
年間、相当な数のチケットを扱う劇場サイトやチケット販売サイト。次に付加するサービスは、ROHの予約システムを参考にしてみませんか?
今回取り上げたサイト 英国のロイヤルオペラハウス
(SEATING PLANはここで体験)
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